指導者セミナーで「見つけ方を見つける」を開講しました
2月4日に群馬県青少年会館で開催されたわくわく指導者セミナーにて、『見つけ方を見つける』というレクチャーとワークショップをしてきました。多くの方にご参加いただき、ありがとうございました!
過去にも何回かこのタイトル「見つけ方を見つける」をつけたワークショップ(または講座)を開催してきましたが、このタイトルは、ある幼稚園の先生が子どもとの遊びの様子を発表した際に、「子どもたちに広い世界を教えてあげたい。」とおっしゃっていたことに違和感を感じたことが元になってつけたタイトルです。幼稚園の先生だけではなく学校の先生もそうかもしれませんが、私たち大人は子どもたちよりも経験値が多い分、知識や技術を教えなければいけないこともたくさんあると思います。それでは、私たち大人が知っている広い世界とは、子どもたちがこれから見つけるだろう広い世界と同じなんでしょうか? 大人が教えたものが、子どもたちの全てになるわけではありませんが、僕がワークショップを行う中で意識していることは、教えることではなく、一緒に考えたり、つくったりする過程で、参加者自身が感じたことや発見などを大事にすることです。ワークショップのゴールには、点数がつくような答えがあるわけではありません。参加者それぞれの興味関心が違えば、体験している中で見つけられることも違ってきます。僕たちが一緒に見つけてあげられるのは、僕たち大人が知っている広い世界ではなくて、子どもたち自身が新しい世界に出会う時の見つけ方、もしくは見つけ方のヒントくらいのもんなんじゃないかと思います。