マテリアルミーティング
今日は幼稚園役員のお母さん方にご協力いただき、子どもたちが普段の工作や遊びで使えそうな素材づくりをやってみました。おうちにある赤い紙などを持ち寄ってもらって、そのまま廃材として使ってもらうのではなくて、折り目などに合わせて切りそろえ、形ごとに分類してみるなどしてみました。素材の準備の仕方としては、よくある手法だけど、ただのチラシやら包装紙やらの色や形が整頓されていくと単純に気持ちがいいし、達成感もあってたまにはこういった作業もリフレッシュになりそう!
何よりも、おうちの方と子どもたちが使うだろう素材を準備することで、子どもたちがどんな風にこの素材を使うのか想像が膨らみます。その方のお子さんが使うとも限らないし、貼り絵などの分かりやすい成果物になるかどうかも分かりませんが、幼稚園の中で起こっている”よく分からないできごと”の”よく分からないさ”の質が少しでも変わるのではないかなと期待しています。アートは正解/不正解がなく、よく分からなくても誰にも怒られないものです。子どもたちは幼稚園にアート作品を生み出すために来ているわけではもちろんないけれど、よく分からないアートが近くにあったっていいじゃないかと、少し寄り道するくらいの気持ちが今の社会にはもっと必要だと思います。 3,4歳で文字の読み書きや計算ができるようになったって、それは小学生になってお覚えられること。今しかできないことは、大人から見たら”よく分からない”子どもらしい想像と感性の世界を寄り道する気持ちで一緒に見てあげることだと思います。アートを通じた遊びは、家が汚れたりするかもしれないから、幼稚園を汚して今のうちに楽しんじゃったらいいと思います!
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